昨今では英語版/Steam版Civ4BtSの日本語化パッチが世に登場するなどして
僅かながらではありますが、新規プレイヤーの増加が見受けられています
ですが、ただでさえ様々な要素が絡み合うこのゲーム。
新規プレイヤーの中にはその複雑な部分でつまづきゲームから離れてしまう方も少なくないと思います
そこで、このゲームでも比較的大きなウェイトを占める「戦争のやり方」に関して今更ながら解説していきたいと思います
このページは、つー助教授さんの「シリーズ未経験者にもお勧め「Civilization4」プレイ講座第7回」での内容を最新仕様に合わせて文章化しています
あくまで基本中の基本しか解説しません
高度なテクニックに関しては他のページを参照して下さい
1.相手のユニット数より多い数の軍隊を用意して
2.きっちり都市防御値を削り、攻城兵器の手厚い支援放火を浴びせる
この2つさえ守れば、戦争に勝てます
テクノロジーを開発してユニットの質を高めるのも勿論重要ですが
数が揃っていない、もしくは攻城兵器の支援無しの場合はそれでも相当苦しい戦闘になってしまいます
「戦争で勝てない」という場合は、この2つの条項のうちどちらかが欠けているか
もしくは第三国の便乗宣戦等、外交的な要因によるものが殆どです
では実際のゲーム画面と一緒に「都市の落とし方の基本」を見てみましょう
こちらは隣国に斧兵でラッシュを仕掛けた例です
相手都市バルセロナに駐留している軍隊は斧1・槍1・弓4の合計6ユニット
対するこちらは斧が11体、数にして約2倍もの差があります
これなら楽勝でしょう!いざ突撃!
…が、なんと跳ね返されてしまいました
損害は甚大であり、11体いた斧兵のうち、実に7体もが失われてしまいました
残り4体では戦争の続行は不可能でしょう
数では2倍近くの差をつけていたはずなのに、何故この斧ラッシュは失敗したのでしょうか?
それには幾つか理由があります
ではどうすればいいか?答えは一つ
「カタパルト」などの攻城兵器ユニット*2を同伴することです
先ほどとほぼ同じ状況下ですが、今回は斧11体に加えてカタパルト7体も連れています
数の上での有利も広がりましたが、攻城前に「砲撃」を加えることにより、更に攻撃側優位の状況を作り出せるようになります
攻城兵器ユニットを敵対都市に横付けすると、このようなアイコンが出てきます
この「砲撃」アイコンは先に説明した「文化防御」の防御ボーナス値を減少させることが出来ます
攻撃時に厄介な存在となるこの文化防御、無くせるならそれに越したことはありません
まずは敵対都市の文化防御値がゼロになるまで「砲撃」を繰り返しましょう
無事に文化防御を削り終えましたが、まだ焦ってはいけません
いくら文化防御がなくなろうが「丘陵」まで無くなったわけではありません
現に「都市襲撃I」を付けた斧兵でも未だ勝率は16.6%。これでは少々分が悪いと言わざるを得ません
ではどうすればいいか?答えは、未行動状態のカタパルトにあります
カタパルト等の攻城兵器には「副次的損害」という効果がついています
これは攻撃した敵のユニットスタックに一斉にダメージを与える能力で、敵が多いときほど有効な攻撃手段です
SRPGでよく見る範囲攻撃のようなものと考えてください
また、副次的損害は攻城兵器の生死を問わず確実に相手スタックにダメージを与えます*3
現在バルセロナには6体*4の敵ユニットがいますがはい特攻
カタパルト2体が犠牲になりましたが、SSの通り敵スタックにも満遍なく副次的損害を与え、斧兵の勝率が16.6%から35.7%に向上しました
この状態でようやく準備完了と判断、都市襲撃斧兵を突っ込ませるときがきました
では思う存分に斧兵を突っ込ませて下さい
今回は無事勝利、見事に都市を占領することができました!
戦果についても「斧7が犠牲になった上、都市を落としきれなかった」前回と比べて、
攻城兵器の支援攻撃を加えたことで「斧2・カタパ2の犠牲のみで都市を占領」と上々の結果となっています
慎重を期する場合は総攻撃前にもう1ターン待ち、より多くのカタパルトで副次的損害を与えるのも良いでしょう
先ほど(35.7%)よりも遥かに安定した勝率で攻城に挑めます
実際、今回のテストケースではその方が損耗が少なくなりました
慣れないうちは慎重に都市を攻略すると良いでしょう
ちなみに、攻城兵器ユニットは攻撃対象にトドメを刺すことは出来ません
なので、最後のトドメは斧兵や剣士など通常の陸上ユニットを出す必要があります
さて、戦争は無事に終わり、隣国を飲み込んで国土は一気に広がりました…が、
「維持費増えすぎ経済破綻!もう研究で追いつけない!」
…という状況に陥ってゲームセット、といった経験はないでしょうか?
せっかく戦争に勝ったのにこれでは意味がありません、遠足は帰るまでが遠足です
というわけで、戦後復興はどういう内政をすればいいか、そこを考えてみましょう
戦後、真っ先に問題になるのは先にも何度も述べていますが維持費です
ここでの維持費とは、主に増加した都市が吐き出す「都市の維持費」によるものです。
戦争中に作ったユニットの維持費もありますが、都市の維持費と比べるとそれほど問題にはなりません
一例を見てみましょう
先の都市攻略テストをさらに進め、イザベルを滅亡まで追い込んだターンです
研究0%で金銭+20、研究20%時点で早くも収支赤字と、なかなか厳しい状態になっています
このままではせっかくの戦勝もジリ貧でパーとなるため、早急に何らかの対処が必要です
では、具体的にどういう手段を取るのが望ましいか?
よく用いられる手段は下記のとおりとなっています
では実際のゲーム画面で見てみましょう
上記のイザベル滅亡後のデータを更に11ターンほど進め、下記の経済対策を行いました
その結果、研究60%で黒字収支かつ当面は研究100%を維持できるだけの余力ができ、経済状況が健全化しました
その気になれば富生産を絡めて研究100%の永続維持も可能です
また、研究速度に関しても研究100%で+222/ターンと、まずまずの及第点です
戦争後の経済健全化をもって、ようやく戦争は成功に終わったと思っていいでしょう
さて、ここから先は「初級編」とは真逆のことを書いていきます
確かに戦争では攻城兵器による支援を利用するのが最も基本的かつ簡単な手法ですが
時と場合によってはこの基本から外れ、攻城兵器なしでの戦争をすることもあります
その際の手法について、一部ですがご紹介します
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