文化遺産の中で、ゲームを通じて全文明で1つしか建設できない遺産を指す。(建設準備は可能。ただし、複数の都市で同時に建設準備を進めることはできない)
強力な効果を持つものも多く、世界のパワーバランスを変えるほどの遺産も存在する。これら世界遺産を戦略に組み込むことで、勝率を高めることができるだろう。
早い者勝ちで、建設に失敗した場合、蓄積したハンマーは現金に換金される。(同着の場合はプレイヤーが優先される)
都市争奪によって破壊されることはないが、さすがに都市そのものが破壊されると失われる。
また、破壊されると再建することは不可能。
陳腐化して効果が失われても、文化は出し続ける(自力建設した場合のみ)
[評価]
2.0
[解説]
最序盤の遺産だけあって、モニュメントを無償供給という地味な効果だが、新設した都市でも素早く文化圏を広げることができる他、カリスマ志向ならば、さらに幸福+1と地味ながらに侮れない効果を持っている。
また、コストが安く、倍速資源もあるため、世界遺産の中では断トツに建設しやすい。
が、それはライバル文明にも言えること。
ただでさえ、もたつきがちな序盤の拡張期において、建設競争に敗れると悲惨。
扱いの難しい偉大な預言者を輩出すこともあって、高難易度になればなるほど、自力建設は敬遠される。
創造志向の場合はモニュメントがなくても文化圏が広がるのでほぼ無用。
この遺産を建設する主目的はおおむね、偉大な預言者の早期輩出であろう。
[評価]
2.5
[解説]
英語版の名称(The Oracle)から、オラクルとも呼ばれる。
無償でテクノロジーを入手できるが、ハンマーの貴重な序盤の拡張期にビーカーへ変換する意義があるか判断が分かれる。
高難易度では加速資源がないと建設は絶望的。
[評価]
3.0
[解説]
最序盤において条件を満たした全都市に交易路を2本追加するという、目に見えにくいが強力な効果。
広いマップ・高難易度(AI都市の成長が早い)では特に効果が高くなる。
ただし効果が及ぼされるのは沿岸都市だけなので、あまりに内陸の都市が多いのならば、建設は見合わせたほうがよい。
逆に群島マップにおいては無類の強さを発揮するため、必須遺産となる。
また、貴重な大商人ポイントも輩出するため、大商人の早期輩出にも役立つ。
建設に必要な前提条件が多いため、中世になってもまだ建設されていないなんてことも多い。
AIとの建設競争が比較的楽な方なのも、この遺産の強力さの一つ。
大商人経済と呼ばれる偉人経済によく用いられる遺産。
この遺産の強さがわかるようになれば、中級者卒業だろう。
なお、AIがこの遺産を立てた場合、科学技術面で落伍する可能性は非常に低くなるため、動向には注意しておこう。
[評価]
2.0(OCCの場合5.0)
[解説]
この遺産の建設目的はほとんどの場合、早期代議制の採用である。
代議制がもたらす幸福+3(無印は+2)、専門家のビーカー+3という利点は、終盤まで有効。そんな強力な制度を早期採用可能とするのだから、いかに強力なのかがわかるだろう。
偉人ポイントも、確保の難しい偉大な技術者とあって、捨てるところのない美味しい遺産である
ただ見返りに序盤の遺産では群を抜く500を注ぎ込まねばならないハイリスクを負う。
500は初期の拡張のほとんど終えられるほどの建設コストなので、周辺状況を見極めて建設タイミングを狙いたい。
国王以下の難易度ならば、比較的簡単に建設できるが、皇帝以降となると志向や資源による加速がない限り、建設は難しくなる。
自力建設ではなく、強奪するのも有効な手段であることを忘れないように。
OCCでは必須遺産。これがないと勝率がぐんと下がる。
遺産 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 | |||||
The Great Wall 万里の長城 | 石工術 | 150 | 石材 | - | 太古 |
文化+2 大スパイ+2 同じ大陸で文化圏内への蛮族侵入を阻止 大将軍ポイント+100%(文化圏内) |
[評価]
4.0
[解説]
蛮族対策や将軍+100%はオマケみたいなモノで、これを建てる大半の目的は太古の時代に偉大なスパイを生み出すことにある。太古初期~古代中盤まで唯一偉大なスパイの偉人ポイントを得れる方法で、この時期でのEP3000は計り知れない威力を持つ。
計算方法にもよるが、6000ビーカーほどに匹敵し、単純計算で大科学者4人分程度。
技術のコストが安いこの時期では、更に大いに割増しして考えることができる。ぶっちゃけ技術盗み放題である。
是非ともスパイの威力を味わって頂きたい。
ただし、スパイを量産しなければならない、と言う、ハンマーの面での負担も無視できないが。
WL時代の偉人ポイントは偉大な技術者で、2.08パッチでは何故かポイントが1に低下。
蛮族対策にこんなものを作ってる暇があったら、斧兵を七体作った方が良さそう。
ただし、「破壊的な蛮族」やHighlandsのように多数の蛮族が出てくる場合、長城を建てることでプレイヤー周辺に生み出された蛮族を周辺の国家に差し向けることで拡張を阻害できるうえ、こちらは悠々と拡張・軍備を整えることができるため侵略もしやすくなる。特に難易度が上がると蛮族はボーナスの低いプレイヤーを集中して狙うようになるので、それを防ぐために無理をしてでも取っておく価値はある。
[評価]
0.5
[解説]
交易路+100%自体は強いのだが、この時期の交易路の基礎収入は1.00しかない事が多く、交易路の数自体も2~3と少ないため、誤差ぐらいの量しか差が出ない。しかも交易路ボーナスは全都市ではなく、建設した都市だけ。太古時代でアルテミス神殿を建てられるほどのハンマーがある沿岸都市では金銭を稼ぐことが難しいと思われる。後で都市を交易都市に切り替えてもいざという時に科学的手法で陳腐化する間の悪さ。
じゃあ偉人関係はどうかと言うと、遺産本体は大商人なのに追加される専門家が聖職者となぜか種類が異なり、出す偉人のコントロールが難しくなってくる。
何かと支離滅裂な遺産。コストも太古時代ではピラミッドに次ぐ高さなので無理せず建てなくても良い。
[評価]
2.0(パンゲアの場合0.5 群島の場合4.0)
[解説]
ファロス灯台と同じように、多くの沿岸都市を有してこそ大きな効果を得る。純粋なコストはロードス島の巨神像の方が高いが、作る時期と銅により半額になるため、生産期間は巨神像の方が短いだろう。
孤島等の海マップではより効果が高いが、陳腐化条件である天文学の重要性も高いのが悩ましいところ。ポルトガルと相性が良い?
金融志向なら外洋でも3コインを生み出せるようになる。
[評価]
3.0
[解説]
衛生に悩まされる中盤以降を考えると、この遺産は、それなりの効果をあげてくれる。偉大な技術者を輩出してくれるし、可能ならば建設するべきだろう。
人口増加のボーナスは、いざとなれば奴隷ですり潰すなり使い道はいくらもあるので無駄にはならない。
勘違いされることもあるが全都市の人口+1は建築完了時の効果、恒常的に人口が+1されるわけではないので注意されたし
ただしAIは数学を優先的に研究する傾向があるため、この遺産が欲しければ、ある程度狙いを定めた国家運営が要求される。
[評価]
5.0
[解説]
無償の科学者2人で、3×2=6ビーカー。序盤では相当な助けになるはずだ。中盤までは大体10商業くらいか?
ピラミッドで代議制を敷くと更に2倍である。
特に高難易度、クソ立地、海産資源てんこもり、などの場合は凄まじいパワーを実感できることだろう。
しかしこの遺産の真価は、大科学者が次々と輩出される点にある。
放っておいても3+3(科学者2人)+2(アレク本体)/turnであり、民族叙事詩、黄金期、平和主義、哲学志向と組み合わせると、中盤までの偉人輩出率が恐ろしいことになる。
時期的に首都に建てる事が多くなると思うが、偉人ファームの位置やオクスフォード、ウォール街との兼ね合いは常に悩ましい所である。
建造コストが比較的低く、美学はあまりAIが優先しないテクノロジーなので、建てること自体はそれほど難しくない。
しかし美学取得の時期はアルファベットなど他にも重要なテクノロジーが多く、簡単には優先順位を決められないだろう。
WL以前なら美学が存在せず解禁条件を満たしやすいため、最優先で狙っていきたい遺産の一つである。
低い難易度では研究で遅れをとることがまずないため、効果を実感しづらい。高い難易度で真価を発揮する遺産かもしれない。
[評価]
0.5
[解説]
砲撃兵器でも削れないなら強力だが、実際はそうではない。偉人ポイントも大預言者なので使い道が少なく基本的には建設不要。
[評価]
0.5
[解説]
もともと宗教の社会制度はどれも早い時期に解禁される上、早く解禁されることのメリットはほとんどない。建設不要。
[評価]
2.0(大理石がある場合は4.0)
[解説]
効果自体は魅力的だが400のコストは重い。
大理石で倍速なので、アレクサンドリア図書館と併せて建設しよう。
ただし偉人ポイントが大芸術家なので、同じ都市に建てると偉人プールを汚染してしまう点に注意。
美学ルートはAIが軽視しやすいので、高難易度でも建ちやすい。
なお、哲学志向とは相性が悪い。
[評価]
1.5
[解説]
敵文明に+100%の厭戦感情を与えるなんかイヤらしい遺産。だが建造する程のメリットがあるかは厳しいところ。
高難易度になると補正がかかり効果が薄くなるし、世襲制を採られると数で凌がれてしまう。なにより戦争が長引かないと意味がないというのはいただけない。
これから侵略しようと思っている隣国にこの遺産を建てられたら非常に厄介ではある。しかし相手に持たせたくないからといって先に建てるぐらいなら、軍備を整え早く戦争を終わらせる工夫をした方が良いだろう。
[評価]
3.0
[解説]
一見地味な効果にも思えるが、BtSで黄金期が強化されたこともあり、なかなかに強力な遺産。倍速資源なしでも建造を選択肢に入れられる遺産のひとつ。
ただ解禁技術である暦の時期は派生技術が多いので、技術交換を工夫しないとなかなかAIに先んじて建てるのは難しいかもしれない。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 | |||||
Apostolic Palace バチカン宮殿 | 神学 都市に国教が伝播している ゲームに3チーム以上存在する 外交的勝利が有効である | 400 | - | マスメディア | 工業化時代 |
文化+4 大預言者+2 バチカン宮殿による世界選挙が開始される 外交選挙の被選挙権を保証 他国を含む全ての都市で、創立時の国教建造物に生産+2 |
[評価]
4.0
[解説]
国教建造物のハンマーボーナスだけでも非常に強力。
決議の内容はBtSで大幅に充実しており、全体のゲーム展開を左右する場合も少なくない。
国連と違い、ゲームの序盤に解禁される点も評価したい。
建てた文明に限らず、教皇庁の宗教が自国に伝播しさえすればハンマーボーナスは利用できるので、場合によってはそうした選択もありえる。
それでも自ら建てることを目指すのは、宗教の伝播を制御することで利益を独占あるいは寡占し、決議の効果を最大限に活用するためである。
宗教の創始に成功し、さらに教皇庁の建造まで成し遂げれば、多くの投票を確実に有利に運ぶことができるだろう。(宗教的孤立と引き換えではあるが)
加速資源がないため建造コストは相応に重い。高難度では、偉人の助けを借りるなどしなければ建造は難しいかもしれない。
ゲームの開始時から明確なプランが要求される遺産である。
[評価]
1.0
[解説]
大技術者狙いで生産するにしてもコストと効果の割りが合わない。
労働者の作業速度アップも、こいつを生産するぐらいならその分労働者を多く作ったほうが何かと有利だろう。
[評価]
1.5
[解説]
幸福強化は嬉しいが、やはりコストが高い。よほどのことがない限り建設する必要はない。
文化力が高いので文化勝利狙いで建てても良いが、文化勝利王手状態では都市では大量の幸福が発生する為、この遺産の効果そのものは無駄になる。注意したい。
WL以前では効果は半分の+1でコストも更に高い。考慮に値しない。
同じ“大陸”の全都市の為、群島等のMAPでは更に効果が弱くなる。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 | |||||
The Sistine Chapel システィナ礼拝堂 | 音楽 | 600 | 大理石 | - | ルネサンス |
文化+10 大芸術家+2 全ての都市で専門家に文化+2 全ての国教建造物に文化+5 |
[評価]
1.0(文化勝利を狙っているなら5.0)
[解説]
文化勝利を狙っているなら、この遺産は大きな手助けになるが、それ以外の場合は、建設するメリットがあまりない。
ただし中盤以降も新たに入植できる土地があるようなマップ(テラ、ビッグアンドスモールなど)では都市建設後特別市民を数ターンの間置くだけで都市圏をすぐに広げることができるので便利。
隣の国の国境付近にこれを建てられると文化圏を圧迫しまくる嫌な遺産。でも自衛的な意味で作るにはコストが重い。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 | |||||
Angkor Wat アンコールワット | 哲学 | 500 | 石材 | コンピュータ | ルネサンス |
文化+8 大預言者+2 聖職者:生産+1(全ての都市で) 聖職者スロット+3 |
[評価]
1.5
[解説]
聖職者が出力するハンマー+1それ自体は強力だが、この時期になると、大預言者はお荷物感が出てくるので、その誕生を大きく促すこの遺産の建設は多少ためらわれるか。
黄金期が使いやすくなったため、偉人都市で濫用さえしなければ大預言者を持て余すこともない。
石と余裕があり礼拝所が欲しい場合これを建設し、臨時的に予言者を出すのもありか。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 | |||||
The Spiral Minaret マルウィヤ・ミナレット | 神授王権 | 550 | 石材 | コンピュータ | ルネサンス |
文化+8 大預言者+2 全ての国教建造物に金銭+2 |
[評価]
2.0
[解説]
これを建設するということは、すなわち信教の自由の社会制度を選択肢から外す必要がある。
そうなると、幸福面で多少問題が出てくるのを否定できない。
教皇庁を立てる場合は、その効果を更に強めるために作っても良い。
[評価]
2.5
[解説]
簡単に言ってしまえばマルウィヤ・ミナレットの科学版。サンコーレ大学の方が、大科学者を輩出するという面で強力だ。教皇庁とセットで。
[評価]
1.0
[解説]
広大な領土を有しているならば、維持費削減のために作ってもよいが、もしかしたらその時点で維持費にそれほど目くじらを立てる必要がないくらいの収入を得ているかもしれない。
この遺産のために「神授王権」をあえて研究する必要は稀だろう。
[評価]
3.0
[解説]
黄金期は3に比べ弱体化(期間が短い)している感が否めないが、それでも強力。
黄金期がWL以前より強くなったBtSだが、黄金期を利用した騎兵ラッシュは実現しづらくなっている。他の利用方法を模索する必要があるかもしれない。
WL以前ならば、広い領土を有し科学面で遅れていない場合、黄金期を利用しての騎兵ラッシュは、ひとつの文明に大打撃を与えることができる可能性を大いに秘めているので、それを忘れないようにしよう。逆説的だが騎兵ラッシュのために生産するのが一番かも知れない。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 | |||||
The Statue of Liberty 自由の女神 | 民主主義 溶鉱炉 | 1500 | 銅 | - | 工業化時代 |
文化+6 大商人+2 同じ大陸の全ての都市に無償の専門家+1 |
[評価]
3.0(領土が狭い場合0.5)
[解説]
効果だけ見ると果てしなく強い。が、肝心の建造コストが高すぎる。領土に比例してその恩恵は増していくので、もし都市の数が少ないならば、間違いなく建設している暇はない。
因みに同じ“大陸”なので群島MAP等小さな島が多いMAPでは領土が広くても効果は薄い。
コストが高い上に効果がでかいので、大技術者を温存しておく手は有力である。
[評価]
1.0(制覇勝利を狙っているなら3.0)
[解説]
この遺産は歩兵以降の侵略戦争を大きく助けてくれる。が、これを建設するということは、武力的な勝利条件を見据えた上でのことだろう。基本は質より数だということを忘れてはならない。
カリスマ志向だと神権政治+主従制+ペンタゴンでレベル4ユニットが出せる。覚えておけば便利である。
コストが高い上に効果がでかいので、大技術者を温存しておく手は有力である。
[評価]
4.5
[解説]
緊急生産が安くなる。元は-50%だったのが-33%になったのはその強力さゆえ。
金に物を言わせて、大軍団を生産すれば比較的簡単に国を滅ぼせるし、世界遺産建造にも大きく役立つ。
更にBtSになると解禁技術の共産主義に一番乗りボーナスが付き、国有化が大幅に強化までされた。問題なく建設したい部類の遺産。
[評価]
2.0
[解説]
もし幸福に難がある状況なら、迷わず建設した方が良い。ノートルダムより高価だが、この頃になるとハンマーが高くなってるので実感としてはその半値ぐらいだろう。
上手くヒットミュージカルを売りさばけると50/ターン以上の収入を確保できたりする。製鉄所のある生産都市で建設できるのが理想的。
文化+50%は文化勝利を狙わない限りは無視して良いと思われる。
[評価]
2.0
[解説]
供給される資源と解禁技術が違うだけで他はブロードウェイと全く同じ。作るならばブロードウェイが取れなかった時やヒット系資源を占有したい場合ぐらいか。
後半で文化勝利に切り替える際に地味に貢献。
[評価]
1.5
[解説]
効果は上記の二つと同じだが、問題はその解禁技術。「マスメディア」は研究コストが安くトレードの材料にはなりにくいし、行き止まりの技術であるため、あえて研究する必要はない。
もし国連勝利が現実味を帯びている状況ならば、なおさら建設の必要性が薄れる。
[評価]
2.0(文化勝利を狙っているなら4.0)
[解説]
基本的にはヒット系資源の効果を強くするか、文化勝利の追い込みで作ることが多い。
文化勝利追い込みの際には、文化トップ3都市ではなく生産の速い溶鉱炉持ち都市で建てると良い。文化+%効果は全都市に波及するからだ。
文化勝利狙いのAIに取られると文化勝利に弾みがつくので、妨害の意味で建設することも。
[評価]
3.0(領土が狭い場合1.0)
[解説]
衛生が厳しいBtSでは火力発電所が使いにくく建てる価値がある。
ただし解禁が遅い、建設コストが高い、倍速資源もないの三重苦のため、建ててる最中に大勢が決したり、先にリサイクル施設が出来上がったりすると無駄になる。
これも自由の女神と同じ、効果が及ぶのは同じ”大陸”の為、群島等のMAPで作るのは建設コストの無駄になるので避けたい。
ただしハマった時のパワーは相当なものなので、ハマりそうな立地の時は技術者を投入してでも建てるべきである。川沿いでない都市に衛生ペナルティなし、メルトダウンなしの電力を供給できるのは大きい。
建設コストが大きいので、建設予定都市に先に火力発電所を作っておくと結局得になるケースが多い。選択の余地があるなら製鉄所はこれのために川沿いの都市を選ぶのもいいだろう。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 | |||||
The United Nations 国際連合 | マスメディア ゲームに3チーム以上存在する 外交的勝利が有効である | 1000 | - | - | - |
大商人+2 国際連合による世界選挙が開始される 外交選挙の被選挙権を保証 |
[評価]
1.0(外交勝利を狙っているなら4.5)
[解説]
国連勝利が眼中にないなら、これを建設する必要はないだろうし、そもそもマスメディアすら不要である。
国連勝利が現実味を帯びているのならば、建設するのが賢明だ。ただし自分で国連を建設し、なおかつ国連勝利に失敗した時に生じる遅れは、この時期致命傷になりかねないことを覚えておく必要がある。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 |
全ての都市で宇宙船の建設速度+50%
大科学者。費用2000(アルミニウムで建設加速)。
[評価]
0.5(科学勝利を狙っているなら3.0)
[解説]
宇宙船の建造速度が上昇するのはうれしいが、これを建てるために宇宙船自体の研究や生産を後回しにすべきかは評価が分かれる。
AIに建てられると厄介なので妨害的な意味で建てるのも良い。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 |
全ての文明が核攻撃使用可能になる。全ての文明が核シェルターを建造可能になる(解禁技術は必要)
費用1500(ウランで加速)。
[評価]
2.0
[解説]
核は強力だが、生産コストが高い上に、単発では国家に致命傷を与えることができない。
それだけの核を集めるくらいなら、普通にユニットを作った方が良い場合が多い。
ただし、外交勝利のためにライバルの人口を減少させるのは時には有効な手段であるし、
先制飽和核攻撃は、通常戦力で勝負にならないほど引き離されてしまったAIに対抗しうる、数少ない戦略の一つだ。
AIは核製造には消極的だが、核があれば発射したがる傾向があるので、他国へ核を譲渡して外交関係を破滅させるのも一つの手段。その際には綿密な計画が必要。
BtSではコストの安い戦術核が登場したため、評価は高まった。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 |
無政府状態にならない。社会制度、国教を変更できる間隔が1ターンになる。
大技術者。費用1000(宗教志向で建設加速)。
[評価]
4.0(宗教志向の場合2.0)
[解説]
あまりに便利すぎたためか、3.13パッチで効果が弱められてしまった。
普通選挙の緊急生産や封建制&神権政治のユニット強化など、必要なターンだけおいしいとこ取りができるのはかなり有用。
社会制度の変更を求めるAIをいなしたり、一時的に相手と国教を合わせたりと、外交にも地味に役立つ。
1ターンだけ社会制度の変更を行いスパイで強引に他国の制度を変革、すぐに自分だけ戻すと言う嫌がらせも非常に強力。
宗教志向の指導者は倍速で建造できるので、暇な都市があれば建ててみてもいい。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 |
2文明以上が獲得したテクノロジーを、無条件で取得。
コンピュータで解禁。2000ハンマー(銅があれば生産速度2倍。偉大な技術者による加速不可)。
[評価]
5.0
[解説]
特に高難易度では、コンピュータ一直線で開発を進め、インターネットで全てを挽回する戦略が有効。
中難易度でも、この強力な遺産を他国に取らせないことは重要である。
また、プレイヤーは「ロケット工学」や「軍事学」系など、内政に寄与せずかつAIの優先する技術を無視して、
宇宙勝利に必要な技術なり現代ユニットなりの開発を進める事ができる。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 |
宇宙船のパーツの製造を解禁する。
ロケット工学で解禁。1600ハンマー(アルミニウムがあれば生産速度2倍)。
[評価]
0.5(宇宙船勝利を狙っているなら5.0)
[解説]
チームプロジェクトであり、各陣営が自由に建造できるので、急ぐ必要は全くない。
宇宙船の打ち上げや本格生産は、もっとテクノロジーが進んでからの話なので、急ぐ必要は全く無い。
宇宙勝利を目指さないのであれば、そもそも建造する必要がない。
建造物 | 前提条件 | コスト | 倍速条件 | 陳腐化 | 開始時代制限 |
効果 |
核攻撃の迎撃率+75%
レーザー、及びマンハッタン計画がシド星に存在することで解禁。1000ハンマー。
[評価]
1.0
[解説]
チームプロジェクトである。
ICBMが飛び交う世界であればその迎撃率は高く、かなり有効である。
だが、そんな事態はあまりない上に、早い者勝ちでもないので急ぐ必要も全く無い。