firaxis抄訳に適宜補足修正
追記・スリム化予定
AIの開戦理由は2種類ある。1つは外交的理由、もう1つは戦略的理由である。
外交的理由による宣戦は2種類ある。1つは貢物の要求が拒否された場合、もう1つは他国から参戦要請を受けた場合である。
戦略的理由による宣戦は3種類。ただしどれも同じような計算方式を用いる。
戦争中または戦争準備中でなく、財政危機にも陥っていないAIは、毎ターン開戦判定ロールを行う。最初に全面戦争ロール、結果が否なら限定戦争ロール、それも否なら便乗参戦ロールを行う。全て否であれば戦争準備には入らず次のターンに進む。
50 | 100 | 200 | 250 | 300 | 400 |
アレクサンドロス ブーディカ チンギス・ハーン モンテスマ ラグナル シャカ | ブレヌス エカテリーナ シャルルマーニュ 大キュロス ド・ゴール ギルガメッシュ ハンニバル ワイナ・カパック ユリウス・カエサル ユスティニアヌス1世 フビライ・ハーン メフメド2世 ナポレオン ピョートル スターリン スレイマン スーリヤヴァルマン2世 徳川家康 王建 オラニエ公ヴィレム1世 | アショーカ アウグストゥス ビスマルク チャーチル ダレイオス1世 フリードリッヒ ハンムラビ大王 ハトシェプスト イザベル ジョアン2世 ルイ14世 毛沢東 ラムセス2世 サラディン シッティング・ブル ヴィクトリア ワシントン ザラ・ヤコブ | ペリクレス | エリザベス リンカーン パカル2世 始皇帝 ルーズヴェルト | ガンジー マンサ・ムサ |
0 | 1 | 2 | 3 | 4 |
アレクサンドロス アショーカ ビスマルク ブーディカ ブレヌス チンギス・ハーン イザベル モンテスマ ラグナル サラディン シャカ スターリン | アウグストゥス エカテリーナ シャルルマーニュ ダレイオス1世 ギルガメッシュ ハンニバル ワイナ・カパック ユリウス・カエサル ユスティニアヌス1世 フビライ・ハーン マンサ・ムサ 毛沢東 メフメド2世 ナポレオン パカル2世 スレイマン オラニエ公ヴィレム1世 | フリードリッヒ ハンムラビ大王 リンカーン ペリクレス ピョートル 始皇帝 ルーズベルト スーリヤヴァルマン2世 ヴィクトリア ザラ・ヤコブ | チャーチル 大キュロス ド・ゴール ガンジー ハトシェプスト ジョアン2世 ルイ14世 ラムセス2世 王建 ワシントン | エリザベス シッティング・ブル 徳川家康 |
苛立 | 0 | 0 | 10 | 0 | 0 | 10 | 10 |
警戒 | 20 | 30 | 50 | 40 | 50 | 50 | 60 |
満足 | 80 | 80 | 80 | 90 | 90 | 90 | 90 |
アレクサンドロス エカテリーナ ルイ14世 ヴィクトリア | 毛沢東 モンテスマ 始皇帝 | オラニエ公ヴィレム1世 | シャカ | ラグナル | ビスマルク エリザベス チンギス・ハーン ワイナ・カパック イザベル ユリウス・カエサル フビライ・ハーン マンサ・ムサ ナポレオン パカル2世 ピョートル ルーズベルト スターリン スーリヤヴァルマン2世 徳川家康 ザラ・ヤコブ | ギルガメッシュ | |
苛立 | 0 | 20 | 20 | 30 | 40 | 50 | |
警戒 | 40 | 60 | 70 | 80 | 80 | 90 | |
満足 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | 100 | |
ブーディカ | シャルルマーニュ | アショーカ アウグストゥス ブレヌス チャーチル 大キュロス ダレイオス1世 ド・ゴール フリードリッヒ ガンジー ハンムラビ大王 ハンニバル ハトシェプスト ジョアン2世 メフメド2世 ペリクレス ラムセス2世 サラディン スレイマン 王建 ワシントン | ユスティニアヌス1世 | リンカーン | シッティング・ブル |
130 | 120 | 110 | 100 | 90 | 80 |
イザベル モンテスマ シッティング・ブル | チンギス・ハーン ギルガメッシュ ナポレオン ピョートル 始皇帝 | ブーディカ ハンムラビ大王 ジョアン2世 ユリウス・カエサル ユスティニアヌス1世 ルイ14世 毛沢東 ラグナル サラディン スターリン スーリヤヴァルマン2世 | アウグストゥス ビスマルク ブレヌス シャルルマーニュ 大キュロス ダレイオス1世 フリードリッヒ ガンジー ハンニバル ワイナ・カパック マンサ・ムサ ルーズベルト スレイマン 徳川家康 オラニエ公ヴィレム1世 ザラ・ヤコブ | アレクサンドロス アショーカ エカテリーナ チャーチル ハトシェプスト フビライ・ハーン リンカーン メフメド2世 パカル2世 ペリクレス ラムセス2世 シャカ ヴィクトリア 王建 ワシントン | ド・ゴール エリザベス |
iMaxWarDistantPowerRatio
100 | 90 | 80 | 70 | 60 | 50 | 40 | 30 | 0 |
イザベル ナポレオン | チンギス・ハーン ジョアン2世 ラグナル | ブーディカ ハンニバル ユリウス・カエサル モンテスマ ルーズベルト サラディン スターリン ワシントン | アレクサンドロス ユスティニアヌス1世 ルイ14世 ペリクレス | アショーカ チャーチル 大キュロス ダレイオス1世 ガンジー ハンムラビ大王 ワイナ・カパック 毛沢東 ピョートル スーリヤヴァルマン2世 ヴィクトリア オラニエ公ヴィレム1世 | アウグストゥス ビスマルク ブレヌス ド・ゴール フリードリッヒ ハトシェプスト フビライ・ハーン リンカーン マンサ・ムサ メフメド2世 パカル2世 ラムセス2世 シャカ スレイマン 王建 ザラ・ヤコブ | エカテリーナ エリザベス 始皇帝 | シャルルマーニュ ギルガメッシュ 徳川家康 | シッティング・ブル |
上記の計算全てを通過した国があれば戦争準備に入る。ターゲット候補が複数の場合、以下の計算で実際のターゲットを決定する。
全面戦争が発動しなければ限定戦争の判定に入る。計算方式は全面戦争とほぼ同じだが、宣戦考慮の対象になるのは隣接する国のみである(孤島の文明も隣接扱いになる。また自分が孤島にいれば全文明が隣接扱いになる)。また判定に用いられる値も少し異なっている。
40 | 60 | 80 | 100 | 120 | 160 | 200 |
アレクサンドロス チンギス・ハーン モンテスマ ナポレオン ラグナル | ブレヌス ド・ゴール ユスティニアヌス1世 フビライ・ハーン ルイ14世 毛沢東 ピョートル スーリヤヴァルマン2世 徳川家康 | ブーディカ エカテリーナ シャルルマーニュ ハンニバル ワイナ・カパック 始皇帝 | アウグストゥス ギルガメッシュ ジョアン2世 ユリウス・カエサル メフメド2世 パカル2世 サラディン スレイマン ザラ・ヤコブ | アショーカ ビスマルク チャーチル イザベル スターリン 王建 オラニエ公ヴィレム1世 | 大キュロス ダレイオス1世 フリードリッヒ ハンムラビ大王 ラムセス2世 ルーズベルト シャカ ヴィクトリア ワシントン | エリザベス ガンジー ハトシェプスト リンカーン マンサ・ムサ ペリクレス シッティング・ブル |
130 | 120 | 110 | 100 | 90 | 80 |
アレクサンドロス チンギス・ハーン ルイ14世 モンテスマ | フビライ・ハーン 毛沢東 ナポレオン ピョートル | アショーカ エカテリーナ ギルガメッシュ ハンムラビ大王 ワイナ・カパック 始皇帝 ワシントン ザラ・ヤコブ | アウグストゥス ブーディカ ブレヌス シャルルマーニュ チャーチル 大キュロス ダレイオス1世 ド・ゴール フリードリッヒ ハンニバル ハトシェプスト イザベル ユリウス・カエサル メフメド2世 パカル2世 ペリクレス ラムセス2世 ラグナル ルーズベルト サラディン シャカ シッティング・ブル スターリン スレイマン スーリヤヴァルマン2世 徳川家康 ヴィクトリア 王建 オラニエ公ヴィレム1世 | ビスマルク エリザベス リンカーン マンサ・ムサ | ガンジー ジョアン2世 ユスティニアヌス1世 |
全面戦争も限定戦争も発動しなければ、既に起きている戦争への便乗が判定される。計算方式はほぼ同じだが用いられる値が少し異なる。
20 | 25 | 50 | 75 | 80 | 100 | 150 |
ド・ゴール | ブレヌス エカテリーナ エリザベス メフメド2世 モンテスマ 始皇帝 ラグナル ルーズベルト スレイマン スーリヤヴァルマン2世 徳川家康 | アレクサンドロス アショーカ ブーディカ チャーチル チンギス・ハーン ギルガメッシュ ハンニバル イザベル ユリウス・カエサル フビライ・ハーン ルイ14世 マンサ・ムサ 毛沢東 ナポレオン ピョートル サラディン シャカ スターリン ザラ・ヤコブ | シャルルマーニュ | オラニエ公ヴィレム1世 | アウグストゥス ビスマルク 大キュロス ダレイオス1世 フリードリッヒ ガンジー ハンムラビ大王 ハトシェプスト ワイナ・カパック ジョアン2世 ユスティニアヌス1世 パカル2世 ペリクレス ラムセス2世 シッティング・ブル ヴィクトリア 王建 ワシントン | リンカーン |
戦争を避けるには2つの方法がある。1つは十分に好かれること。もう1つは十分な戦力を持つこと。ただし後者に関しては閾値の概念を理解する必要がある。つまり、自分の戦力が相手AIに脅威を感じさせるレベルに達しない限り抑止効果は皆無なのだ。またこの閾値は比較的高く設定されており、最も低い指導者でも80である。従って、どのAIの閾値にも達しない程度の戦力しかない場合、友好関係による抑止が唯一の手段になる。
良い外交関係は優れた戦争防止手段である。態度が「友好」になれば宣戦される心配はない(貢物の拒否と参戦要請による場合は別である。詳しく調べてはいないが、外交を通じて「友好」国に宣戦させられるかもしれない。例えばエカテリーナなど)。また「満足」を保てれば便乗参戦を完全に防ぐことができ、限定戦争の可能性は非常に低く、全面戦争の可能性も20%に低下する。ところが「警戒」になると状況は一気に悪化し、指導者によっては戦争可能性が70%になる。他国に「警戒」されている状況はかなり危険と言えるだろう。
また興味深いことに、ターゲット候補が複数の場合の優先順位計算においては軍事力が全く考慮されない。影響するのは地理と外交だけなのだ。つまり自国の戦力が完全にゼロであったとしても、その地域で最も旨みのある土地を持っていなければ安全に暮らせる。また世界遺産の有無も開戦判定に全く影響しない。どれだけ遺産を作ろうと、それによって他国から狙われる心配はないのだ。
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