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オランダの要請を受けて北進を始めたズールー軍。その規模と錬度は圧倒的で、暴れ牛の如くフランス軍を蹴散らしてゆく。
475BC 開戦
325BC 国境都市マルセイユ陥落
100BC 東岸都市トゥール陥落
25AD 首都まで3マスの都市リヨン陥落
275AD 首都パリ陥落、フランス降伏
開戦から征服完了までわずか30ターンの電撃戦だった。ここに世界最初の降伏条約が調印され、ズールー帝国が成立した。
そもそもこの戦争はズールーの目をオランダから逸らすために画策されたもの。
電撃的に決着がついてしまい些か困った事になった。
さてこの時点でオランダの状況はどうなっているのか?俯瞰図で見てみよう。
隣が戦争をしている間せっせと内政・入植に励み現在6都市所有している。
首都は商業に特化し、小屋と定住偉人の力により産出ビーカーは国全体の6割を超える。
その西にある第2都市は生産拠点でモアイがある。
首都南西は第3都市でこれまた生産重視。
首都真南の第4都市は偉人ファーム予定地だが、まだ国民叙事詩は建っていない。
首都の北にある第5都市と北西のはずれの第6都市は無理にねじ込んだ数合わせ。
オックスフォード建設にどうしても6都市必要なので仕方がない。
またハンマーの乏しい都市もいくつかあり、生産をほぼ強制労働に頼らざるを得ない。
「命なんて安いものさ、特にお前らのはな」という感じで軽く地獄である。
現時点で採用している公民は世襲制・官僚制・奴隷制。外交を鑑みて国教は無し。
領内にヒンディー教・ユダヤ教および自力創始した儒教があるが、どれを選んでも隣国関係が危機に陥るという状況だ。
技術は現在哲学を研究中。アルファベット以後数学・通貨・聖職・法律・紙・教育と来て自由主義レースの大本命。
その分他の枝は取りこぼしが多く、美学・工学・封建制・磁石など軍事関係が弱い。
そして命の綱である軍備だが、30ターン前とほぼ同じ。戦車兵3、剣士2、弓兵1のほぼ無防備状態。少年十字軍の方がまだ強そうだ。
城壁と兵舎をいくつか建設して軍事力評価の足しにしているが焼け石に水。怪獣と化したズールーが攻め入れば5ターンで壊滅である。
幸い公務員という取引材料があるのでまた他所へぶつけることが可能だが、その勢いで犠牲者を飲み込み怪獣が魔王になる危険も少しある。
そんな状況の中、日本との講和で足元を固めたヴァイキングが再びインドを侵略。
都市のやり取りこそなかったが戦況はヴァイキング有利に推移している模様。
オランダは急遽鎚鉾部隊を編成、守りを固めた上でインドに宣戦した。
ここでの狙いは自身が参戦することによってズールーへの援軍要請コストを減らす事。
早速公務員を手土産にポチ改めゴジラ発進指令!と思いきや
「シャカ君、この間はありがとう・・・またちょっと戦争してくれないかな?」
「よし来た!相手はインカかヴァイキングが日本かインドか?全部白文字だぜ」
「今交戦中のインドなんだけど・・・公務員をあげるから援軍を出して欲しいんだ」
「公務員?それだけじゃ無理だな!あと一つぐらい技術もらわんとね」
「えっ・・・でも公務員→紙→教育と繋がってるから一度には渡せないよぅ・・・」
「俺はどっちでも良いんだぜ?ちょうど隣に戦争中の弱そうなのも居るしなボワハハハ」
「ひぃぃ・・・」
大誤算。
というかシャカ殿、布教する気も無いのに哲学一番乗りはやめて頂きたい。
こうしてオランダはズールーを手一杯にしておくという目的のためだけに新たな技術が必要になった。
しかし少しは良いことも。オランダ宣戦の2ターン後、かつての戦友インカが対印戦争に参加してくれる。
オランダはインドに反撃の余力なしと見て侵略部隊を編成。鎚鉾兵と戦車兵を合わせて送り込む。
といっても都市を落とす事までは考えておらず、小屋を略奪して小銭を得ようという魂胆であるが。
またこの時点でオランダにはレベル4のユニットが無く、英雄叙事詩のために戦闘経験を積んでおく狙いもあった。
上の6体編成がオランダ軍。下の鬼スタックはインカ。当然この都市は直後に陥落する。
自由主義レースも順当に制し、活版印刷を獲得。それと教育を交換材料に同業組合・銀行制度・火薬・工学・美術・文学・演劇を入手した。
ズールーとの参戦交渉も同業組合・公務員の2技術で合意に至り第二次インド包囲網が形成される。
こうして日本以外全ての国が戦争に突入。オランダが侵略を受ける危険はひとまず去った。
というのが甘い考えであった。
オランダ侵入部隊はインドの首都デリーに迫り、小屋と鉱山の略奪を目論んだ。
十分な数の鎚鉾兵が丘陵に陣取ればインド軍もそうそう反撃できまいという計算である。
これがまたもや誤算。オランダとインドでは兵種は同等でも錬度に大きな差があったのだ。
デリーから出撃した石弓兵、鎚鉾兵、更には長弓兵までもが侵入軍を打ち払い、鎚鉾兵6・戦車兵1の部隊は全滅の憂き目を見た。
直後の800AD、更に災厄が襲いかかる。これまで中立を保っていた日本が突如対蘭宣戦。
ヴァイキングとインカの領土を伝って南部地域に侵入した軍団は侍と攻城投石器を含む総勢15ユニットの大所帯。
戦車兵が混じっているあたりやや雑兵で水増しをした感もあるが、都市の治安維持以外のユニットをほぼ全て失ったオランダにはそれを止める術が無い。
そして他国に援軍を頼もうにも対印戦争で手一杯、日本兵の通行止め要請には応じる気配すら無し。
激闘の大地 英雄編につづく
迫る日本兵、恐怖におののく人々。(ヒーロー物ナレーション風に)
この窮状にオランダがどう対処したか当ててみよう!
下のセーブファイルを開くと日本が宣戦、詰め将棋感覚で戦争に突入できるぞ。
基本的な状況は次の通り:
戦力 | オランダ | 日本 |
鎚鉾(侍) | 1 | 2 |
戦象 | 0 | 1 |
長鉾 | 0 | 1 |
長弓 | 2 | 2 |
石弓 | 0 | 1 |
騎馬弓 | 0 | 1 |
戦車 | 2 | 2 |
攻城投石 | 1 | 5 |
投石 | 1 | 0 |
剣士 | 2 | 0 |
弓 | 1 | 0 |
合計 | 10 | 15 |
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