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あちこちから蛮族が襲ってくるわね。鬱陶しいったらないわ
私もまだ戦士相当の戦闘力だからなかなか戦闘は怖いですね……
幻想郷の初期英雄ユニットは倒されても
を支払えば復活できるから強気で攻めて大丈夫だぜ
とはいえ、研究を優先せねばならずかつかつのこの時期にアップグレード費用は重くのしかかってくるのも確かなわけですが……
この蜘蛛たちみたいにちゃんと歩哨を立てて蛮族湧きを抑止するのが一番なんだけど、なかなかそこまで手が回らないのよね
歩哨自体も弱いユニットでは倒されて向こうさんの経験値にされてしまうからなあ。難しいところだぜ
それでも結果論で言うならもう少し増やすべきだったでしょうね。特に北側は大きな空白ができていたみたいなので、どの文明が入植するのかを確認する意味でも見張りを立てておきたかったところです
実は湖マップを選んだのは、陸地が広がることで蛮族湧きを抑止するのが難しいから蛮族の苛烈な攻めを味わうことになる、というのが理由だったりいたします
小傘が何かそういう性格のことを言ってたわね。たしか……さでずむ?
違うと思います……
86ターン目、私たちのあずかり知らないところでオルタスが倒されていました
単純計算で7分の1の割合でしかプレイヤー文明を襲ってくることはないわけだから、まあそんなもんよね
アナウンスがあることで、世界の動きを推測できるのもありがたいことですね
89ターン目、ついに最後のライバル文明と遭遇ね
リザードマンたちが2体とも勝率9割以上のバトルに負けてしまったせいで、全然マップ探索ができなかったんだよなあ
唯一残った狩人も、文明圏内での蛮族対策に追われていましたからね……
さておき、イリアン文明のオーリック・ウルヴィンさんです。ある意味、最後に出遭うのにふさわしい相手ですね。
というと?
その解説のためにはこのエレバス世界の成り立ちから話す必要があります。少し長くなりますよ
じゃあいいです
ですよね……それでは手短にいたしましょう。アムリテ文明がこのFfH2の前日譚であるFfH:Age of Iceの主人公文明であったことはお話しましたが、FfH:AoIの敵役であったのがこのイリアン文明なのです
他の文明はいなかったのか?
イリアン文明の指導者であった冬の神ムルカルンが、天界の政変の結果地上を支配してしまい、永遠の氷河期に閉じ込められてほぼ全ての文明は滅亡寸前になっていました。例外は破壊行為がイリアンにとって文明を攻撃するのに役立っていたから見逃されていたドヴィエロぐらいです。なのでみんなこのFfH2で一から文明を再建しているわけですね
そういえば最初の煽り文で『氷は解け去り』って言ってたわね
はい。最終的にムルカルンはアムリテ文明のカイロリンによって倒されFfH2が始まるわけです。このFfH2のイリアン文明は、そんな時代の流れに抗って再び冬の時代をもたらそうとしている、他の文明にとってははた迷惑なことこの上ない存在なのです
ペディアによると、氷原からまるで草原みたいに食料
が手に入る特性を持っているみたいだな
他の文明と食い合わずに入植できるのは便利そうですね
独自プロジェクト(FfH2の言い方では大儀式)である『サウィン祭』『冬将軍』の凄まじい嫌がらせ性能に加え、戦争を仕掛けて都市を奪っても氷原都市は他の文明ではまともに運営できず旨味が少ないこともあって、ライバル文明に登場すると嫌な顔をされがちです
指導者はオーリック・ウルヴィンね。防御志向はBtSの防衛志向に相当するものと考えてよさそうね
ですが蛮族の強大化からどのようなプレイスタイルでも軍備が避けられないFfH2では、そこまで悲観するような志向ではありません
それにまあなんだ、防衛志向といえばBtSでのふがいなさの裏返しで、MODで強化される志向筆頭だろ? このFfH2ぐらい大規模なMODなら当然改変済みってわけさ
新昇進『
母国』によって、自文明の圏内でのみ戦闘力が強化されるようになったのが大きなセールスポイントですね。FfH2の強大な蛮族たちは当然文明圏へ侵入してくるのですから、この効果が発揮されるシチュエーションはBtSでは想像もつかないほど多くなるわけです
無神論志向はかなり特殊な志向ね
文字通り『国教を制定できない』というのがメインの効果なわけですが、それだけでは単なるデメリットでしかないために様々な埋め合わせがなされております
どちらかというと『通常の宗教とは別の独自の宗教を元々信仰している』というフレーバーのために付けられることが多い印象ね
このオーリックの場合は冬の神を信仰しているわけだな
それがどうもちょっと違いそうで、信仰しているというよりはオーリックさん自身がムルカルン神の転生、あるいは憑代であるようなのです
みょん?
イリアン文明がゲーム最終盤に行える大儀式(プロジェクト)によって、『冬の化身オーリック』というユニットが生産されるのよ
前提条件が色々と重くて、プレイヤー操作でゲーム開始時から狙っていたとしてもそう簡単には生産できませんが、極めて高い戦闘力を誇ります。戦果の殿堂――いわゆる実績にも、彼を生産することとライバル文明の生産した彼を撃破することの両方が奉じられるほどです
93ターン目、ついに青銅器を入手……
うわぁ! いきなり普通に話しかけてきたと思ったらいきなり歌いだすな!!!
完全にテンションがおかしい人だこれ
マラキムとは近いうちに一戦交えるつもりだから交易打ち切りをしても問題ないだろうと思って請けたけど、よく考えたら攻め込むつもりの相手ならばこそちゃんと地形の偵察をしておかないとだめじゃないの
領地引きこもり内政好きの悪癖ですね……そんなですからこのレポ作者はBtSでは国王でもう勝てなくなるのです
……ともあれ、ようやく青銅器習得よ
メインは白兵ユニット第2世代であるところの斧兵の解禁と、重要な戦略資源である銅の有効化になるわね
斧兵という名前だけど、都市攻撃に大きなボーナスを得ているあたりむしろBtSの剣士に近いかしら
OACでは斧兵しか存在しませんが、元のFfH2では同じ性能で斧兵と剣士が両方いましたね。文明によってフレーバー的に使い分けられておりました
そして採鉱で銅を発見して以来研究を急いだ理由がもう一つ、『青銅の武器』の解禁です!
武器の概念はFfH2の大きな独自性だな
BtSにおいては銅や鉄の武器は『所持していないとそもそもユニットを生産できない』という形で表現されていました。しかしユニットの世代交代が遅いFfH2では同じ処理をしては資源を入手できなかった場合に致命的ということなのか、生産に資源が必要なユニットというのはそう多くありません
その代わりとして……なのかはわかりませんが、金属資源の優位性を表現するものとして武器が実装されています。扱いとしては昇進の一種で、対応する資源を文明が所持しているときに都市のマスに移動する、あるいは都市のマスでターンを開始することで入手できます
意外と僻地で歩哨をしてるユニットとかに持たせるのを忘れやすいんだよな……忘れずに交代とかしてやってくれ
青銅の武器の効果は単純な戦闘力+1がメインですが、たとえば斧兵の戦闘力4が5に上昇するだけで20%アップすることになりますし、そこにFfH2のBtSよりも上昇量のアップした戦闘力割合上昇の昇進を重ねていけば明確な差になって現れます
これで武器を装備した斧兵を量産できる体制に入れば、蛮族対策と同時に私ら自身が蛮族になって戦争を仕掛ける準備もできるわけだな
お待ちください、いま少しだけ下準備が必要になります
おっと?
BtSでは兵舎や厩舎といった建造物で軍事ユニットの訓練をサポートしていたけど、FfH2ではそれらの建造物が経験値の増強というゼロからプラスへの効果ではなく、ユニット生産の前提条件として対応した建造物が都市に必要というマイナスからゼロへの効果になってしまっているの
なんてこったいだぜ
このため、BtSでは研究特化都市を作っておくとよいとされたように、FfH2ではユニット生産特化都市を作っておくのがよいとも言われております
それに、蛮族狩りだけならともかく文明相手の都市攻めはもうこの時期になると力押しだけじゃ難しいわ。別のユニットで弱らせてからでないと
内政の出力を上げるためにいろいろ寄り道したもんなあ
そうでなくとも、皇帝難易度ですと軍事力でAIを上回るにはいささか準備が必要になりますね
そんなわけで、もう少し別の技術を習得するまで攻勢に出るのは待ちましょう
幻想郷文明独自要素につき折り畳み |
95ターン目、マラキムが宗教「キルモフのルーン」を創始しました
FfH2における宗教は、BtSのように普通の技術を開発したらついでに創始されるものではなくて、宗教の創始とその宗教の関連施設を解禁するためだけの専用の技術を開発しないといけないの
その困難さの代わりに、BtSでは現実の宗教への配慮もあってか外交態度を規定するだけのものだった宗教ですが、FfH2では神々が実際に存在するファンタジー世界ということで宗教ごとに異なる独自の強力な効果をいくつも持っています
もちろん同宗教への態度ボーナスや異教徒への態度ペナルティもそのまま残ってるから、周りに合わせて仲良くするか自前の宗教で世界遺産や世界ユニットを総取りするか、思案のしどころね
とりあえず今のところはこんなもんだな。今回は自力創始を狙ってるから、詳しいことはまたその時にだぜ
96ターン目、ジャングルに第5都市「是非曲直庁」を建てるわよ
しばらく前にマラキムが新都市「ローデンテ」を近くに建てていたけど、ぎりぎり共存できる立地で助かったぜ
最終的に奪うつもりではいますが、しばらくは戦争を仕掛けられないので文化で国境を押しましょう
創造志向の強みが出ていますね
ちょっと飛ばして、区切りになる100ターン目だぜ
だいたい折り返し地点というところですね。過酷なエレバスの世界でここまで生存できたなら、勝利が見えてきます
私のアップグレードもできて、さらなる戦争の準備……の前に、内政面を強化する技術である法律に向かっているところですね
都市はこんな感じよ。まだまだこれからね
見覚えのない建造物も多いでしょうが、全部説明していてはいつ終わるかわかりませんのでどうぞご容赦くださいませ
帝国の版図としてはなかなか悪くないな。幸福資源が金に偏ってるから見た目より不満が溜まりやすいが、タイル産出としては超優秀なのでいいだろう
北に巨大な空僻地があるから、内政に自信があるなら戦争じゃなく非戦拡張路線でも勝てるかもしれないわね
とはいえ、その空き地の西端にあるらしい蛮族都市にアケロンがいるのが不安材料ではあります
それにOACでは都市の所持数によって、開拓者の必要
がどんどん増えていくので、高難易度AIの補正のかかった拡張速度と張り合うのはなかなか難しいところでもありますね
この辺はまあ月並みだが、「実際にプレイして君自身の目で確かめてくれ」ってやつだ
きりがいいし、今回はここまでにしておくぜ
そろそろプレイレポにおける山場であるところの戦争に突入したいわね
第10回に続く
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