皆さんはRhye's and Fall of Civilizationを覚えているでしょうか。
無印Civ4発売からあと数日で10周年だというのにいまだにCiv4を続けている俺たちなら、一度くらいは試したはず。
RFCは固有勝利や安定度などの仕組みによって、歴史再現に凝ったMODでした。
ペリク鯖では数度しかレポられなかった不遇なMODでしたが、CivFanaticsではいまだに派生MODの開発が続いてるほどの人気MODです。
2015年現在、
今回紹介するのはEmbryodead氏による、2011年(たぶん)に完成・開発終了した『Sword of Islam』です。
舞台は中近東のイスラム世界。時代は750年から1600年までの中近世。
日本はもちろん、西側ですらマイナー中のマイナーな地域&時代です。*1
(Fanatics本スレより)
マップはエジプトやコンスタンチノープルが西端、ウイグルやインドのデリーが東端。
土地を簡単に説明すると、砂漠砂漠砂漠アンド砂漠。
平原があるだけでも良立地。草原があると神立地。無印と違い、オアシスがマジオアシス。
こいつらよくこんな所に住んでたな、と思うと同時に日本の気候が本当にありがたく感じられます。
7世紀にムハンマドがイスラム教を創始。信者たちは中東全域を征服し、いわゆる『イスラム帝国』を立ち上げる。
ウマイヤ朝が滅んでアッバース朝が興ったりしたりといろいろあったが、結構繁栄していた。
しかし、アッバース朝はスンニー・シーア派の宗派紛争や民族の対立で衰退、辺境では次々と独立勢力が勃興し、実質的にはイラクしか実効支配できていなかった。
まるで末期の室町幕府である。
(実際イランのブワイフ朝が細川政元とか三好長慶みたいな感じでアッバース朝のカリフを傀儡化していた。)
するとセルジューク・トルコが北からやってきて、イランやイラク、トルコなどを征服、中東の秩序が滅茶苦茶に。同時に、十字軍がやってきてパレスチナ・レバントが滅茶苦茶に。
が、彼らも長続きせず、モンゴルがやってきて中東ほぼすべてが破壊される。細々と生きながらえていたアッバース朝も、バグダッドごと消滅する。
そしてマムルーク朝がやってきて中東を荒らす。
そしてティムールがやってきて(ry
そしてオスマン朝が(ry
ポルトガル(ry
......
無印RFCの基本
SoIはこれらをほとんど継承していますが、マップの仕組みは大幅に異なります。
無印RFCでは世界地図の全タイル(!)ごとに全ての文明の固有都市名、安定度傾向、拡張傾向、戦争傾向などが設定されており、しかもそれがゲーム上で不可視でした。*2
SoIでは地図を『Province』(地方)にわけ、各傾向を地方ごとに統一し、簡略化を図っています。
また、一部のRFC・無印BTSのPython・DLLの計算処理が見直され、ゲーム速度が改善しています。
(MOD付属の地図)
『地方』はCtrlキーを押しながらホバーすると安定度情報と一緒に表示され、利便性が向上されています。
また、RFCでは曖昧だった『○○を支配しろ』系の勝利条件にも『地方』が利用されています。
文明:イエメン
開始年:西暦898年
難易度:スルタン (RFCの国王相当)
速度:普通 (SoIでは速度選択が可能)
次回?からレポを開始します。
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