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天帝陛下のスパイ戦 第一回
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防衛戦でギリシャ軍を破ったオランダ軍。主力の斧兵をユトレヒトに差し向け首尾よく奪回に成功。小技術をいくつか渡して講和。ユーラシアに平和が戻った。
オランダは半島への入植を再開。半島の中ほどマーストリヒトを建設し、ギリシャ戦役の古兵が蛮族都市ゴートを占領。7都市の国家になる。
275ADのユーラシア。空き地はほぼ埋まったようだ。この後ギリシャ・アステカ連合対エジプト・ドイツ連合の大戦が勃発。オランダは大陸の端で平和を享受する。
アルファベットの入手以後、商業はすべて諜報につぎ込んでいた。隣国ドイツの都市ケルンにスパイを送り、数学・通貨・公務員・工学など先端技術を次々盗み出す。
スパイポイントの累計支出で上回っているため24%の割引が受けられる。ある意味「たくさん買うと安くなる」仕組みだ。
同じ技術でもどの都市で盗み出すかによってコストが変わってくる。基本的に自国首都から近い所が有利だ。
スパイは活動中に逮捕されるリスクがある。外交にもペナルティが入るので必要な事だけをしよう。
エジプト・ドイツが相次いで光学を発見。それぞれ西と東へ船団を送り、世界の姿を徐々に明らかにする。
海洋国を目指すオランダも遅れをとるわけには行かない。キャラベル船を生産し、下準備として先に航海を始めた両国から地図を購入。
すると意外なことに、ドイツの東回り航路とエジプトの西回り航路が太平洋で接続される。こうしてオランダは最初に世界が球体であることを証明した文明となった。艦船移動力+1。
予定通りに航海を続け、新大陸の文明と接触。アメリカ文明は技術で群を抜き、ローマ文明は領土とスコアで他を圧倒している。両国とも儒教国なので仲は良さそうだ。
今回創始された宗教のうち、実に5つがエジプト発祥。世界はオランダ・エジプト・ドイツのヒンディー連合、ギリシャ・アステカの仏教連合、新大陸の儒教連合に分かれたようだ。
仏教国とヒンディー教国の争いは12世紀になっても終わりが見えず、国境際で激しい攻防を繰り広げていた。そんな折、ヒンディーの教皇庁を擁するエジプトがアステカに対する聖戦を発議。すぐさま可決され、仏教国ながらヒンディー教徒を抱えるギリシャもアステカの敵になる。
三方向を敵に囲まれては流石のモンテズマもなす術が無い。瞬く間に打ち破られ、ドイツの属国となった。今後オランダは領土拡張のため、ドイツ・アステカと同時に戦う羽目になりそうだ。
モンテズマを配下に加え大勢力となったドイツだが、やはり戦費負担が重かったのか科学が遅れ始めた。一方オランダは先進国エジプト・アメリカから着々と技術を盗み、ライフル・カノン・飛行船の配備を完了。ドイツは未だにマスケット主体だ。
そして16世紀、まずは盗んだ技術を手土産にギリシャと交渉。ドイツ・アステカ連合に侵攻させる。ドイツ軍が南へ移動した頃を見計らい、オランダも対独宣戦布告。国境際の都市を猛襲、電撃的に2都市を陥落させる。
オランダは戦争に備えてあらかじめ大量の要塞を国境近くに設置、飛行船部隊を配備してあった。厚い航空支援のもとオランダ軍は破竹の勢いで進撃する。
ドイツも後半になると機銃を配備して対抗するが、もはや手遅れ。最終的にドイツはオランダの、アステカはギリシャの属国となり終戦を迎えた。
共産主義の技術が手に入ったのを機に国有化経済を選択。じつはこの公民、スパイ活動との相性がとても良い。距離による都市の維持費が無くなるおかげで宮殿の位置が自由になるからだ。
元ドイツの都市ベルリンに遷都。エジプトの都市に近くなり、諜報ポイントを節約できるようになった。
ちなみにベルサイユと紫禁城はスパイ活動に影響しない。
17世紀のユーラシアは3つの勢力に分割された。科学のエジプト、軍事のギリシャ、諜報のオランダである。
こうした中、太平洋の向こうではローマが順調に勢力を伸ばし、科学技術で優位に立つ。ローマ人が宇宙に旅立つ日が少しずつ迫っている。
対するオランダの目標は外交勝利。強大なローマとの直接対決は避け、ユーラシアの勢力を戦争で配下に加えて票を集める戦略だ。
そうして戦争準備を整えていると、突如ギリシャから戦端を開いてくる。ギリシャ領に隣接するドイツへと、ライフル・カノンの大軍が押寄せる。
だがオランダ・ドイツ連合も負けてはいない。あらかじめドイツに譲渡しておいたライフル兵が歩兵へアップグレードされており、国境都市の防備に当たる。飛行船の支援もあいまってドイツ軍は侵略者を壊滅させる。
そうこうする内にオランダも流れ作業を入手。さらに工業化もエジプトから盗んで戦車を戦線に投入。ドイツ南部に接する都市ロードスを占領して一時休戦する。
同時期、ローマはアポロ計画を完成。勝利へのレース始まる。
つづく
天帝陛下のスパイ戦 第三回